◆1キロ四方の区域に数えただけで30件以上、最先端の服や宝飾品などを扱う欧米の高級ブランドの大型店がひしめき合う。 銀座は世界でも有数のブランド街だ。
ニューヨークなら五番街、パリだったらサントノーレ通り、ミラノにもモンテナポレオーネ通りという華やかなブランド街がある。
ところが、欧米のブランド街が1本の通り沿いに連なる"線"なのに対し、銀座のブランド街は晴海通りと中央通りの交差する周辺に"面"として広がる。
しかも、1990年代後半以降、その"面"が年々拡大。
今年だけでも、スイスの高級腕時計メーカーなどを複数抱える「スウォッチグループ」や「オーデマ・ピゲ」「ボッテガ・ヴェネタ」 「ジョルジョ・アルマーニ」 「ブルガリ」 「アルフレッドダンヒル」の旗艦店が相次いで開業した。
そんな銀座のブランド街としての勢いを、中央通りとマロニエ通りの交差点に立つと実感できる。
四つ角のそれぞれをルイ・ヴィトン、シャネル、カルティエ、そして11月30日にオープンしたブルガリの大型店が占めているからだ。
夜になると、各店が趣向を凝らしたイルミネーションで外観を照らし出し、さながら高級ブランドのテーマパークのよう。
しかし、なぜ、銀座なのか?
11月来日したイタリアのファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニさんは「銀座への出店は、高級ブランドにとって成功を世界に示す象徴なのです」と話していた。
明治時代、欧風の建物が並ぶ煉瓦街として開発され、文明開花の象徴だった銀座は、今や「GINZA」として、世界に高級ブランドの威光を示すシューケースになりつつある。
(12月7日付け読売新聞夕刊より)
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