所在地: 東京都中央区銀座7丁目
完成年: 1934年
建築家: 菅原 栄蔵
銀座 の大通りに面してビールファンの聖地ともいうべき店がある。
ライオンと言い、元は大日本麦酒の直営ビアホールとして、昭和9年に開業だから、今年でもう73年になる。
戦後は米軍に接収されたし、改築の話しが出たが、戦前からの常連客の”ここで飲みたい”の一言が利いて保存され、今も、昭和初期のレトロなムードの中で、ノドをならすことができる。
(建築史家 藤森照信)
◆戦災逃れ 昭和ロマン今に◆
銀座ビアホールを設計した菅原栄蔵は当時、新橋演舞場や駒沢大学図書館で評判となった新進建築家だった。
大日本麦酒の馬越恭平社長が作品にほれ込み、設計を依頼した。地下1階地上6階建ての1階部分がビアホールで、施工は竹中工務店。
正面の壁画などには、国内で製造された約400色のモザイクガラスが使われている。 193年4月にオープン。
年中無休で、生ビールが1杯25銭。夕方からは連日大にぎわいだった。
東京大空襲からも逃れ、建物の外装や2階から上の内装は変わっても、ビアホールは当時の
銀座 の雰囲気を今に伝えている。
銀座ライオンのサイトから、ビアホールの昔の店内の姿やメニューを見ることができる。
(9月30日付朝日新聞「奇想遺産」より)
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