◆80歳 ホノルル優勝に感動
八王子市内 のマラソン愛好家で作る「八王子ランナーズ」会長の松田寛次さん(80)が昨年12月、ホノルルマラソンに出場し、80~84歳の部門で 優勝 を飾った。
タイムは4時間28分。
2位に1時間以上の大差をつける圧勝で、「優勝 を目指して頑張ってきた。感動でいっぱいになりました」と喜んでいる。
松田さんは山梨県生まれ。学業終了と同時に海軍航空隊に入隊し、2年後に終戦を迎えた。復員後は長く家業を手伝うなどしてきたが1962年に都内の百貨店に入社、65歳まで現役で働いた。
還暦を機にマラソンを始め、ほどなく ホノルル で初マラソンに挑戦。3時間28分のタイムを記録し、年代別で5位に入った。
以来、大会参加はロンドン、ニューヨークなど海外も含め、フルマラソンだけで30回以上。
年代別では、ほぼ半数の大会で優勝した実力者で、68歳の時には、北海道・サロマ湖周辺を走る100キロウルトラマラソンに挑み、10時間57分で完走したこともある。
松田さんは、八王子市旭町 に事務所を置く「東京マスターズ陸上競技連盟」の事務局長で、日本陸連の公認審判員の資格も持つ。
今年の箱根駅伝では観察員として初仕事にあたるなど、ボランティア活動にも忙しい。傘寿を迎えても、なお衰えない気力・体力はマラソンで培われたからこそだ。
「燃える情熱あれば時に20代の若者より、60代の老人に青春がある」
米国の実業家・サムエル・ウルマンが書いた「青春の詩」の一節が座右の銘だ。「良い空気を吸いながら、汗をかき、のどを潤すのは最高」と、今も毎朝20キロを走るのが日課。
「完走して目標を達成した時の喜びは何とも言えない。健康である限り、まだまだ挑戦したい」と意気軒昂だ。
(阿部立子)
(1月27日付読売新聞「多摩2 地域版」より)
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