◆40年前ビートルズ宿泊 ファン大挙
ビートルズが宿泊したことなどで知られる東京・永田町の キャピトル東急ホテル が11月30日で閉館するのを前に、記念セレモニーが11月29日行われた。
ホテルは周辺の再開発に合わせ、2010年に完成する29階立ての高層ビルに生まれ変わる。1963年に開業した日本発の外資系ホテルを東急グループが1984年に引き継いだ。
国会議事堂や首相官邸に近い土地柄から政財界のパーティーが数多く開かれ、ホテル内の理髪店には小泉純一郎前首相らが通った。
セレモニーが行われたロビーでは、ホテル内に展示されていた金色の大きなカギが、総支配人がから、新しいホテルを建てる東急グループを代表して東急電鉄に手渡された。
このホテルが一躍全国に知られるようになったきっかけは、40年前のビートルズ来日。メンバー4人は1966年6月、10階のプレジデンシャルスイートに4泊した。

周辺にはファンが押し寄せ、大騒ぎとなった。
当時アシスタントマネジャーとして4人をロビーで出迎えたのは現日本ホテル協会会長の中村さん(66)は、「周囲はすごい人だかりで、従業員でも身分証明書を見せないとホテルに入れてもらえなかった。25年勤めましたが、あんな出来事は後にも先にも一度切りでした」と懐かしむ。
歌手のマイケルジャクソンさんや、韓国のぺ・ヨンジュンさんらも宿泊。
◆「心遣い一流」引き継ぐ
大分県在住のシンガーソングライター、南こうせつさん(57)も30年来、上京の際には必ず宿泊してきた。1階のコーヒーハウスで朝食を注文すると、梅干をサービスしてくれたという。
南さんは「客の好みに合わせてさりげなくサービスしてくれる。心遣いが一流でした。閉館は本当に寂しい」と惜しむ。
総支配人は「この伝統は、4年後に建つホテルにも引き継いでいます」と話していた。
(11月30日付読売新聞より)
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