フェラーリ360を乗り回し、”豪快”が売り物の女子プロゴルファーの藤井かすみ選手(38)。
広島市の安田女子高校でソフトボールの選手として活躍した彼女は、東京女子体育短期大学1年の時、全日本大学選手権で優勝、日本代表にも選ばれた。
その後ゴルファーに転向。1995年にプロテスト合格、岡本綾子に弟子入り。身長162cm、体重64キロ。男勝りのゴルフで人気を集めた。
昨年度賞金ランキング5位、ツアー通算10勝の彼女が、10歳年下と結ばれた。競輪S級の高橋健太選手(28)である。
「昨年の10月、落車とぎっくり腰で体調を崩して、福岡市・天神の整体治療院に行ったら、彼女がいたのです。普通の人にはないオーラを発していました。」と語るのは高橋選手。
静岡県出身の彼は、中学時代は水泳の選手だったが、競輪が好きな会社員の父親の勤めで地元・星陵高校1年の時から自転車競技をを始め、高校卒業後プロに。
こちらは身長178cm、体重87キロ。ちなみに太股は63センチある。
「彼は白い尖った靴を履いていて、人目で競輪の選手だと分かったのですが、冗談で”銀行員の方ですか”っていっちゃいました」と藤井選手。
彼女が治療院に来ていたのは背骨の矯正のためだった。
「背骨が曲がっていると、グリーンのラインがまっすぐ見えず間違って読んでしまうそうです](高橋選手)

話が弾んで、互いにメールアドレスを交換した。
「日曜日は練習を早く切り上げて、テレビでゴルフ観戦です。試合が終ったら彼女にメールで”お疲れ様”と送るのが習慣になった。
今年2005年の1月、天神の焼き鳥屋で、整体治療院の院長も同席しての食事会がきっかけとなり、交際がスタート。
「彼女は見かけとは違って、繊細です。裁縫や料理が得意だし、親にも気を使ってくれる。ゴルフが好きな僕の父に、道具を一式そろえてくれました。外見とのギャップに惹かれました。年の差なんて関係ありません」
藤井選手も、「結婚願望はあまりなく、一人でもいいと思ったのですが、彼は、今時の若者と違って、チャラくない。私は男っぽいから、何でも自分でやるタイプですが、彼は何でもしてくれる。一緒にいると、すごく居心地がいいんです」
お互いに付き合い始めてまもなく結婚を意識した。
「大腸がんを患っていた母が、6月から急に様態が悪化。私はツアーを休んで、付きっ切りで看病していたら、彼も、レースのない時は母の看病をしてくれました。病院にいく時、一人では母を抱えられないので、彼が手伝ってくれた。(藤井選手)
入籍は9月18日だった。
「あらかじめ、母に婚姻届の証人の署名をしてもらっていたのですが、9月2日に亡くなりました。それで、母の名前に線を引き、兄に署名してもらったのです。
「僕はスコアより、歩きです。競輪は、地面に足をつけませんが、地面に踏ん張らないと、骨盤が弱くなるのです。コースではカートを使わず、彼女と二人で7,8キロ歩いています」
藤井選手は母親の看病もあり、今期の賞金は1800万円台だが、今後は夫婦揃って優勝するのが目的とか。子作りは・・・。
「子供が早く欲しいですね二人の遺伝子だと、すごい子供ができそう。5人くらいに一遍に産んで、大きくなったら、やっぱりゴルファーかな」
(週刊新潮11月2日号連載コラム「結婚」より。)
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