【ご相談】
20歳代主婦。 結婚3年目。 共働きで、子供はいません。 結婚後、夫に借金が発覚。 ショックでしたが力を合わせて返済していこうと決めました。
ところが、どこからどのくらい借りているのか全く教えてくれません。
「大丈夫。2~3年で返せる」の一点張りです。 夫の給料は全部返済に回し、私の給料で生活しています。
幸い、親類のアパートに家賃なしで住まわせてもらっています。 ただ最近、虚しく思うようになりました。
ぎりぎりの生活なのに、夫は「趣味のスポーツはやめられない」と言って仲間と出かけていきます。 私が外出を誘っても面倒くさいとそっぽ。
何のために結婚したのでしょう。 借金癖は直らないと聞きます。
こんな不安が一生続くなら子供がいないうちに離婚した方がいいのではと思うようになりました。 お金以外のことは良い人なのですが……。
もう、どうしたらいいのか、わかりません。
【回答】 (作家・久田恵)
あなたは、夫のことを「お金以外は良い人」と思っているのですね。 その「いい人」の部分に期待があるからこそ、この2年を頑張ってこられたのですね。
でも、あたなたの夫は、妻に借金の理由や金額を教えない人です。 返済がどこまでできたかを伝えない人です。
生活費を妻に依存しているのに妻に優しくしない人です。 はたから見ればすべてが不誠実。 それが彼の性格の基本で、今後、変わるという期待はできないように思えます。
ただし、不誠実な夫も依存的な夫も借金する夫も世間にはたくさんいます。 もし、あなたに、そういう彼でも自分の人生に必要で、かけがえのないとの思いがあれば、夫の経済力をあてにせず、自力で生活を支えていくことはできると思います。
つまり、その覚悟をしてもいいほど、夫を好きかどうかが離婚する、しないの選択基準ではないでしょうか。
自分の人生は自分のものです。 夫次第で人生が変わるのにとか、夫次第でなんとかなるのに、と考えていたら、結婚生活はただ虚しく不安も尽きないものではないかと思います。
(12月11日付け読売新聞投書欄「人生案内」より)
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