【ご相談】
80歳代男性。30歳代の男の内孫の結婚について相談します。 祖父の私が申すのも恐縮ですが、孫は素直な性格で反抗したことはありません。
ですが、数年前から交際している女性がおり、女性のアパートに外泊するような関係になっております。
孫から何とか聞き出したところ、女性は7歳年上で離婚歴あり。
小学生になる男の子がいるそうですが元夫が引き取って育てているようです。 ただ、女性は病気をして、もう子供ができない体になっていることがわかりました。
孫ははっきりとは言いませんが、結婚 したいようです。
結婚 には絶対反対ちうわけではないのですが、子供が出来ないと我が家は孫の代で途絶えてしまうことになってしまいます。
結婚を思い留まって欲しいのですが、強く反対すると孫が自暴自棄になってしまうのではと心配です。
【回答】 (山田 昌弘 大学教授)
ご心配はわかりますが、ご結婚に関しては、暖かく見守ってください。 あなたの年代では、結婚しなかった人、離婚した人は、それぞれ数%しかいません。
時代は変わり、現在の若年男性では、一生未婚の人は3割弱、離婚経験率は3割程度になると予測されています。
この予測から推計すると、そもそも若年男性が跡継ぎを持つ確率は低いのです。
あなたのお孫さんがそうなるということではなく、全国的にこのような状況が起きているのです。
お孫さんの結婚に反対して彼女をあきらめさせたとしても、別の人と結婚し跡継ぎが生まれる保証は全くありません。
本人でさえ、自分の将来の家族形態を予測できない状況なのです。 結婚するかはともかく、お孫さんがご自分で選んだ女性と交際することが、お孫さんの幸せと考えましょう。
交際に強く反対すると、今の良好な関係もこじらせかねません。
「結婚は好きにしていいが、将来の墓守はお前に頼むよ」と念を押しておけば、素直なお孫さんのことですから、将来の先祖祀をないがしろにすることはないと思います。
(3月1日付読売新聞 投書欄「人生案内」より)
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