【 ご相談 】
◇生活用品の開発の仕事をしています。残業や休日出勤が多いですが、仕事は大好きです。しかし、今、彼との間に 結婚 の話が出ていて、悩んでいます。
社内には子育て中の女性はいるものの、なんだか大変そうで・・・親には「家庭は男が働いて、妻がしっかり支えるのが一番いい」と言われています。
やはり 結婚 となったら仕事は辞めた方がいいでしょうか? (女30歳)

【 回答 】
(キャリア・コンサルタント 古川晶子さん)
◇人生の大きな節目にいるのですね。お悩みはよくわかります。
彼に喜んでもらい、親御さんにも祝福される形で幸せを目指したい気持ちと、仕事が好きだという気持ちの間で板ばさみになっていることが伝わってきます。
しかし、ここで大切なのは、周囲の思惑ではなく自分自身の意思です。よく確かめてみてください。
あなたがどのくらい今の仕事を好きか、働き続けたいという意志があるか、続けるとどんないいことがあるか、続けるためにはどんな困難があるか・・・
よくよく考えて、自分の意志を見極めてください。
職場の子育ての中の先輩について「なんだか大変そう」という漠然とした観察ではなく、積極的に声をかけて話を聞いてみるといいでしょう。
その上で、自分自身の意志と考えを彼に伝え、今度はお互いの気持ちを確かめてください。現在の私たちは、変化の激しい社会に日々生きています。
経済的状況も、生活状況も、それを取り巻く環境も、どんどん変化していきます。その中で重要なのは、変化に対応していける力があるかどうか、ということ。
そのためには、カップルの形は「大黒柱と内助の功」というものに限らず、それぞれに独自のものでよいのです。
他の人がどういうか、どう思うかはいったん脇に置いて、まず、自分たちで決めるのが、長く続けられる幸せのスタートになります。
自分の意志をはっきり持てば、道は開けるでしょう。
以前は、親御さんがおっしゃるような、女性と 結婚 を取り巻く「一般常識」はもっと強力で、結婚 したら好きな仕事があっても辞め、専業主婦 となる方が大多数でした。
最近はそうした方の多くが再就職を目指しています。
しかし、一度中断したキャリアを再開するには、いくつもの困難があります。
乗り越える方法はないわけではありませんが、やはり続けていた方が、仕事の内容ややりがい、報酬などの面で恵まれるケースが多いです。
そうした将来のリスクも考慮しながら、よく2人で話しあってみてください。
(7月23日付読売新聞「Y&Yしごと 教えて」欄より)
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