40歳の男性の 喫煙 は寿命を3.5年も縮める、厚生労働省研究調査班がリスク値を明らかにした。
(以下、5月9日付読売新聞 より)
◇タバコを吸う 男性は、吸わない男性に比べて40歳以降の余命が約 3.5年 短くなることが、厚生労働省研究班の大規模な疫学調査でわかった。
寿命に対する 喫煙 の影響が、具体的な数値として明らかになったのは国内で初めて。
喫煙 対策の重要性を示す研究として注目される。
1980年に、全国300ヶ所の保健所で健診を受けた男女約1万人を対象に、喫煙 習慣の有無や喫煙 量を質問し、1999年まで追跡調査。
亡くなった約2000人の年齢と喫煙 習慣から平均余命を算出した。
その結果、1980年時点でたばこを吸っていた男性の場合、40才時の平均余命は38.6年で、吸わない男性の42.1年に比べ、3.5年短かった。
1日に2箱以上吸う男性の余命は38.1年で、非 喫煙 者との差が4年に拡大した。65歳男性では、喫煙 者の余命は16.8年で非 喫煙 者は19.3年。
女性の場合、吸う人の40歳時の余命は43.4年、吸わない人は45.6年で、いずれも 喫煙 者が短くなった。
1980年の時点では、調査した男性の 喫煙 率は62%と高く、その後も高率で 喫煙 を続けたとみられる。
一方、途中で禁煙に転じた人がいる可能性もあり、研究班では、仮に誰も禁煙しなかったら 余命格差 がさらに広がったとみている。
調査時、「禁煙した」と答えた人の余命は、大半の世代で 喫煙 者と非 喫煙 者の間の値となり、禁煙が余命を延ばす効果も確認された。
注:写真は本文とは関係ありません
◇喫煙 が寿命を縮めるのは、肺がんや脳卒中、心筋梗塞による死亡率が高まるためで、研究を主導した滋賀医大特任講師は「平均寿命が3.5年短くなることは、ほぼ20年前の寿命に逆戻りしたことに匹敵する。たばこの影響は大きい」と話している。
海外では、喫煙 が寿命を短くする数値を示した研究がある。日本では、喫煙 で肺がん、心筋梗塞の死亡率が高まるとの報告はあるが寿命への影響を調べた研究はなかった。
2005年、日本人の喫煙 と寿命の関係についてただした民主党衆院議員の質問趣意書に対し、政府は「数値等の資料がないため、回答は困難」と答弁書を出している。
国の調査では、2005年の日本人の平均寿命は 男性78.56歳、女性は85.52歳。
この差にも、喫煙習慣 の男女差が大きく影響していると研究班ではみている。
(以上、5月9日付読売新聞 より)
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