◆バツイチは結婚への引力
離婚 は増えて、今や1度 離婚 を経験した「バツイチ」は珍しくなくなった。
それどころか、最近、雑誌やテレビなどで「バツイチがもてている」と話題になっているようだ。本当なのか?
そういえば、探偵の周囲でも 再婚 する人が目立つ。早速調べることにした。
まずはバツイチの女性の調査から。東京都の栄養士のA子さん(42)は、
4年前に2人の子を連れて 離婚。
その後、2年前に5歳年下の男性(37)と 再婚 した。前夫は高収入だったが子どもに冷たく、離婚 を持ちかけたのはA子さんだった。
離婚 し、世間からの冷ややかな目もあった。しかし仕事で知り合った今の夫は
初婚 で、「苦労を乗り越えている女性の方が他人の痛みがわかり魅力的。
若い子より話して楽しい」とA子さんに言うそうだ。
30~40歳代のバツイチ女性を取材し、女性誌「VERY」で4年前に連載したエッセイストの森さん(42)は、彼女らに「前向きで魅力的」という共通点を感じたという。
「わがままを重ねて生きる時代ではなくなった。『まだやり直せる』と人生をリセットする 離婚 が女性に多いためでは」と森さん。
新しい生き方を自ら選び、生き生きと暮らす人ならもてても不思議はないと、探偵もうなずいた。
データではどうか。人口動態統計では、結婚 件数のうち 再婚 女性が占める割合は1975年に7.5%だったのが、2006年は16.3%。31年で2倍強に増えたがこうした傾向は男性も同じ。
「どちらかもしくは両者が 再婚 のカップルの 結婚 は年々増え、今や全体の4分の1に上ります」と厚生労働省。
こちらも30年で2倍になり、再婚 が増えていた。ということは、バツイチ男性の”人気”も高まっているということか。
今春、離婚 した会社員のB雄さん(41)は、その直後から友人からの誘いが増え、若い独身女性と飲食する機会も増えたという。
「若い女性は 離婚 の経験談に関心が高い。結婚 と 離婚 を経験した大人として興味を持たれるようです」と分析する。
「恋の現役」に戻り、ジムに通って9キロ減量した。「離婚 して男としての至らなさにも気付き、最近は女性の荷物を持ったり、誉め言葉をかけたりするようになりました」
会社員のC彦さん(39)は4年前に離婚。こちらも「結婚相手を探すサイトを通じて60人以上に会った」という。
デートをする機会が増えたのは、30歳代の独身女性が増え、離婚 経験が大きなマイナス要素とされなくなったためだと見る。
ある結婚情報サービス会社の本部長は、探偵が集めてきた証言に「そうでしょうね」とうなずくと、「離婚 したら肩身が狭いという見方がなくなり、バツイチの人の 結婚力 がアップしている」と明言した。
会員で 結婚 に至ったカップルのうち、離婚 経験者が片方か両方のカップルはこの5年で14%から31%(昨年度)に増加した。
「結婚 に夢を描きがちな20歳代は別だが、真剣に考える30~40歳代にとって『初婚』は結婚相手の絶対条件ではなくなった。
むしろさまざまな経験を経てコミュニケーション力がついており、再婚の人の方が 結婚 に到達する確率が高くなっている」と同本部長。
なるほど。とはいえ、年齢や男女の別、経済状況でも微妙に違うらしいから、「モテたいので 離婚」という軽率な行動は要注意だ。
(6月13日付読売新聞「くらし面 生活探偵」より
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