就職試験やお見合いの結果、「ご縁 がなかったことに・・・」
と言われてしまった経験がもしやありませんか?
「採用できません」「あなたとは 結婚 したくありません」
と明言するより優しい言い方かもしれませんが、やはりちょっと悲しいですね。
「縁」は「巡り合わせ」「つながり」ということで、a turn of fate (運命のある方向への動き)、relationshiip,bond などと訳します。
でも上記のような場合は、It seems you are'nt meant for the job.(あなたはこの仕事に向いていないようです)、It seems we aren't meant for each other.(私たちはお互いにしっくりしないようです)といった表現で、「ご縁 がなかったようです」ということになります。
ただし、そう言われても、I have little prospect of finding a marriage partner.(私は 結婚 には縁遠い)とすぐに悲観的にならないでくださいね。
ちなみに、望ましい 縁 に対して、「腐れ縁」はundesirable but inseparable relationship(望ましくないが絶てない関係)になります。
他によく使われるのは、「~が縁で」「~を縁に」という表現です。
She happened to sit next to me in a train,and we became lifelong friends.
(彼女とは列車で隣り合わせたのが 縁 で、生涯の友になった)。
I hope this is only the first chance for us to work together.
(これを ご縁 に、今後も仕事をご一緒したいです)。
「縁」はもともと仏教に由来する言葉です。
たとえば「縁 なき衆生は度し難し」(仏 縁 のない者は仏でも救えない)という諺は、A lost soul is beyond redemption.(心をなくした者には救済が及ばない)。
転じて、人の忠告を聞こうとしない者は救いようがないという意味になります。
「袖振り合うも多少の 縁」(ちょっとしたことでも、前世からの 縁 によるものだ)は、
Even a chance meeting is due to the fate of a previous life.
Chance meetingは、偶然の出会いということです。
人と人を結ぶ不思議な力や巡り合わせである「ご縁」を大切にしたいものです。
(6月1日付読売新聞「デイリー・ヨミウリ記者のコレって英語で?156」より)
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