結婚 間近なのに、気分が落ち込んだり、イライラしたりする「マリッジブルー」。挙式準備の煩雑さや、環境が変わることへの不安から来るストレスの一種だという。
ジューンブライドとして人気の6月を控え、悩みを聞いてもらおうと
カウンセリングを利用する人もいる。
どのように克服すればいいのだろうか?
(4月23日付産経新聞「生活」欄より)
◆あいさつ当日に
「今日、彼が私の両親にあいさつに来ます。でも、本当にこの人でいいのでしょうか・・・」
4月中旬、東京・渋谷駅近くでカウンセリングサービスを提供する「フレッテ渋谷ルーム」。心理カウンセラーの北谷さん(47)のもとに30代の女性から電話が入った。
相手の気持ちに押されて 結婚 を決めたが、いざ現実味を帯びると不安になった・・・女性は悩みを50分間に渡って北谷さんに打ち明けた。
フレッテに寄せられる相談は、仕事や家庭、恋愛などさまざま。
挙式シーズンでもある6月を控え、マリッジブルー の相談がまとめて入る日が出てきた。
東京都内に住む30代の女性会社員がカウンセリングに通い始めたのは、結婚式 の半年前だった。
相手は40代の会社経営者で経済的な不安はない。だが、式が近づいても20代の時の恋人との思い出が頭に浮かぶ。
仕事や家事の分担といった 結婚 後の不安も重なり、気分が落ち着かない状態が続いたという。
◆1、2ヶ月前最多
マリッジブルー は「環境が変わることへの不安やストレスから起こる気分変調の一種(都内の精神科医)という見方が一般的だ。
北谷さんが「気分が晴れなかったり、感情にムラが出て、相手にきつく当たったりするケースが多い」と説明する。
仕事や名字など、結婚後 の変化が大きい女性の方が陥りやすいが、男性からの相談もある。
「男性は 結婚相手 と自分の親の意向の間で板ばさみになりがち。責任の重さを負担に感じたり、新たな恋愛ができなくなることに悲しい気持ちを抱く人もいる」(北谷さん)という。
結婚式場 の予約案内などを手がけるブライダルプラザラブレ(松江市)が平成16年、式場利用者ら100人を対象に行ったアンケートでは、70%近い人が「マリッジブルー を経験した」と回答した。
「決して珍しいことではない。(相手が)結婚式 の準備を手伝ってくれないことを原因に挙げる人が多かった」と、ラブレ松江店の店長。
時期は「挙式の1、2ヶ月前」が28%で最も多く、「プロポーズから1ヵ月後」(25%)、「挙式の2,3ヶ月前」(22%)が続く。
招待状の発送や席次表の決定といった後戻りしにくい段階に進むほど、悩みが生まれやすいようだ。
◆専門医の受診も
いい解消法はないのだろうか。ラブレのアンケートでは85%の人が「自分自身で妥協した」を克服法に挙げていた。
◆徹底的な話し合いで不安解消
フレッテの北谷さんは、両者が 結婚後 の生活について徹底的に話しあうことを提案する。
家事の分担や仕事への考え、親が病気になった場合の対応などを具体的に語り合うことで、不安をいくぶん和らげられるという。
また、環境の変化を「二人で新たな可能性に挑戦する」と前向きにとらえることも必要だ。
一過性の症状がほとんどだが、結婚後 も一向に収まらない場合もある。
「不眠や吐き気、過食といった体調の変化が現れ、日常生活に支障が出るようなら専門医を受診すべきだ」と話すのは、メディカルケア虎ノ門の五十嵐院長。
両親の 結婚 がうまくいかなかったといった幼少期の記憶が心の傷として残り、
結婚 に対して過度な理想や不安を抱いている可能性もあるからだ。
五十嵐院長は「原因が人によってさまざま。結婚後 も直面しなければいけないような悩みなら、二人でよく話し合っていけばいい」と話している。
◆マリッジブルーの原因として挙がった主な声
・結婚式 の準備を手伝ってくれなかった
・結婚 に対する考えが違っていた
・「他にも自分に合う人がいるのでは」と思い始めた
・結婚後 の仕事について
・長男の嫁としてやっていけるのか
・食生活の微妙なズレ
・不思議と異性にもて始めた
・性格が合わないと分かった
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