【相談】 (千葉・女性)
◆30代主婦。結婚し、2人の子どもがいます。
夫とは学生時代からの交際を経て結ばれ、平凡だけど幸せな家庭を築きました。
先日、夫も知っている学生時代の友人男性と久し振りに再会しました。
彼も 結婚し、お子さんもいるそうで、幸せそうでした。
実は私は彼のことが好きでした。
夫に交際を申し込まれる前に、人づてに彼が私に好意を
よせていることを聞き、うれしく思ったものです。
しかし、本人から告白されることはなく、夫とつきあいました。もちろん夫に愛情はあります。
でも、彼のことを思うと切なさがこみ上げてきました。
なぜあの時、私から彼に告白しなかったのだろうと、後悔します。
再会をきっかけに、これからも会う機会があるでしょう。思いが募ります。
先日彼は1人の友人として私に接してくれ、ほっとしたのも事実です。
これからも良い関係でいるためには、どう心の整理をしたらよいのでしょう。
【回答】 (作家・久田恵)
◆あなたは「平凡だけれど幸せな家庭」を築かれたと言います。
でも、好きだった男性と再会し、心の平穏が保てないのですね。
恋とは、理性や規範を超えるもの。
誰がどう言おうと、突っ走る時は、突っ走っているもの。
それが、一時的な情熱に過ぎないと分かっていても、です。
そういう 恋 に懸ける人生もあるかと思います。
が、そうすればあなたの「平凡だけれど幸せな家庭」は必ず失われます。
つまり、今、悩むほどにも 恋心 を募らせている彼と、良い友人関係を保ちたいというのは、きれいごとで、実は、彼と会う機会を保ちたい、それがあなたの本心ではありませんか。
「昔、彼をすきだったのよ。でもあなたと会えて良かった」と笑って話せる信頼関係を夫との間に築けていあにうちは、恋 する彼との友人関係は、無理です。
まず、自分が今一番、失いたくないものは何かを知ること。
それを守るには、それなりの必死さも苦しさも忍耐も必要で、これが人生。
恋 はないよりもあった方がいい試練でしょう。
(12月23日読売新聞 投書欄「人生案内」 より)
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