【相談】
夫が仕事一筋、生活に寂しさ
貧しくても家族一緒の時間欲しい
◆30代主婦。夫は仕事で毎日午前様、数日間帰宅しないこともあります。
転職して約10年、ずっとこんな生活です。
私は頑張って1人で家事をし、現在1歳の息子も育てています。
でも先日、突然、糸が切れたように、何も手につかなくなり、生活がつらくなりました。
夫はギャンブルも浮気もしません。
ぜいたくな悩みだとわかっているのですが、どうしても彼に優しくできないんです。
私の両親はずっと働きづめで、私を寝かしつけた後も仕事に出かけていました。
夜目覚めて親を探し、泣き疲れて玄関で寝ていたこともあります。
いまだに親にどう甘えていいかわかりません。
そんな過去もあり、私の一番の幸せは、貧乏でもいい、とにかく家族一緒にいる時間なのです。
一方、彼は時間はあっても裕福でない家庭で育ち、お金が大事と考えています。
最近はいらいらして子どもに手を上げることもあります。一番してはいけないことです。
夫と歩みよることはできるのでしょうか。
【回答】 大学教授 大日向雅美
◆親に甘えることが一切できずに育った幼少期はどんなにつらく寂しかったことでしょう。
寂しさの癒しを 結婚生活 に求めるのは至極当然です。
しかし、夫は信じ難いような働き方をしていて、あなたの願いは全く届いていませんね。
さぞかしつらい日々を送っておられることと、心配です。
お子さんに対しても、あなただけでも精一杯の愛情を注いであげられたら良いのですが、今の状態では愛そうと思いつめるのも無理があります。
できれば子どもの世話を誰かに託すなどしてゆっくりと休んでください。
心療内科等を訪れて、カウンセラーにあなたの心の叫びを正直に打ち明けてみることも必要でしょう。
お金がゆとりがをめぐる 夫との価値観の違い も深刻に受け止めていますが、生育歴が異なれば夫婦でも求めるのが違って当然です。
違いを乗り越えて互いに変わっていくことも、長い目でみれば 結婚生活 の醍醐味です。そこに気づくためにもあなたが元気になることが必要です。
今は焦らず、思う存分休み、自分をいたわってください。
(2月23日付読売新聞「人生案内」より)
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