◆川崎市の会社員吉田典生さん(36)と同じ職場の明美さん(32)は昨年11月、雅楽の生演奏の中、厳かな神前式の 結婚式 を挙げた。
典生さんは紋付はかま、明美さんは黒地に金の鳳凰柄の内掛け姿の和の装い。
「30代ということもあり、渋い落ち着いた雰囲気の式にしたかった。日本人なので一度は着てみたかった」と二人は振り返る。
純白のウェディングドレスで行う教会式など洋風が依然として主流ではあるものの、最近は、和にこだわった衣装や 結婚式 を選ぶカップルが増えている。
和の装いと言っても、自由に和と洋を混ぜるのが今風だ。明美さんは着物姿でも日本髪のカツラを着けず、自分の髪で結った洋風にした。
手にはウェディングドレスの時のようにブーケを持った。
吉田さん夫妻が結婚式を挙げた結婚式場「目黒雅叙園」(東京都目黒区)では、結婚式 や披露宴のどちらかで和装を選ぶ人が増え、約7割を占める。
神前式も約4割に上る。
同 結婚式場 の親会社ワタベウェディングの広報グループ長、青木さんは「最近の若い世代には、伝統やしきたりが新鮮に映るようだ。モダンに和を取り入れ、自分たちらしさを表現する手段にもなっている」と話す。
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◆東京都世田谷区の会社員、藤森祥平さん(28)と妻の香さん(31)は、昨年6月に東京プリンスホテルパークタワー(東京都港区)で挙式した。
畳張りの部屋で和装で行う人前式「祝言」を選んだのは、「白むく姿の母と紋付はかまの父の
結婚式 の写真を見て、時代がたっても変わらずすてきだなと思ったから」(香さん)。
祥平さんは「それぞれが生まれ育った土地の酒を合わせて、杯を交わし、列席者の前で 結婚 を誓った。家族になるんだということを強く実感できた」と話す。
藤森さん夫妻も、古くから伝わる儀式を盛り込む一方で、幼い甥と姪に指輪を届けてもらう演出など、自分たちなりのアレンジを加えた。
ワタベウェディングでは京都の上賀茂神社や清水寺など、著名な神社仏閣での 結婚式 も人気だ。
青木さんは、「晩婚化 もあり、目の肥えたカップルが、『せっかくやるのだから、本格志向の 結婚式 をしたい』と選んでいるようだ」と話す。
◆邸宅で 結婚式 やパーティーをするハウスウエディング施設は、白亜の豪邸など洋館が主流だが、昨年10月には、高松市内に日本庭園と木造家屋の施設がオープンした。
和風、和装は一時のブームで終るのか、それともますます広がるのだろうか。
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◆総額303万円 援助181万円
「ゼクシィ 結婚トレンド 調査2006」によると 結婚式、披露宴・披露パーティー費用の平均総額は、前年調査(2005年)より10万円増の303万円。
挙式やパーティーの費用が増える傾向にある。親・親族から援助があった人は75%で、その金額は平均181万円。
(1月25日付読売新聞シリーズ「ウェディングが今3」 より)
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