◆快楽のためのセックスは恥、妻はわかってくれない
【相談】
40代会社員。結婚5年目 、妻は30代です。夫婦二人暮らしで、笑いの絶えない毎日ですが、性に対する考えが違って、困ってしまいます。
私は「快楽のためにするのは恥ずかしいことで、子孫を残すのが目的」と考えていますが、妻に話してもわかってもらえません。
結婚当初 は、妻の求めに応じ数回関係を持ちました。
しかし、その後も要求が続くので、「晩婚 なのに色気づくのははしたない」「妻には清楚でいて欲しい」「女を感じないからその気になれない」と言いました。
以来妻は、私の横に座ることもなく、寝室も別となりました。日常生活は普通に続いています。私はそろそろ子どもが欲しいと思っています。
しかし、先日妻に伝えると、「今更あなたの子どもを作る気がしない」と言われ、ショックでした。
私は「本来の動物の営み」で家族を作りたいのです。
両親も初孫を望んでいるので妻を説得したいのですが、いい方法はないでしょうか?
(東京・R男)

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【回答】
自分の主張をする前に、あなたの考え方と言葉に、相手がどれほど傷ついたかを考えてみる必要があります。
「色気づくのははしたない」「妻には清楚でいて欲しい」「女を感じないからその気になれない」。
このような言葉は、男女の仲では別れの話の時に言うことです。こんなことを言われたら妻は傷つきます。
「本来の動物の営み」とは何でしょう。
人間以外の生物が性に快楽を感じていないとは、絶対に言い切ることはできません。夫婦の生活は、性も含めてのことです。
性の快楽が「恥ずかしい」ことで嫌悪することなら、命は子孫へと続いていかないと思います。それなら愛も嫌悪すべきことになってしまいます。
「はしたない」と言われ、初めにショックを受けて傷ついたのは奥さんの方です。
奥さんはあなたをもう愛していないのかもしれません。
愛が子供を作るのだということを、あなたは考えてみてください。
「あなたの子どもを作る気がしない」と妻に言わせないためには、あなたは自分の考えを改める必要があります。
(作家・立松和平)
(1月17日付読売新聞投稿欄「人生案内」より)
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