「総裁選では、ひょっとしたらどんでん返しがあるんじゃないかと思って、非常にスリリングでした。」と振り返るのは、「安倍晋三親衛隊」一年生議員の一人、林潤代議士(33)である。
林代議士は2005年9月の総選挙(神奈川4区)で初当選した新人だが、吉事は続き、生涯の伴侶を得た。
お相手は、自身の公設第一秘書を務める地曳佳恵さん(31)。
代議士の祖父は、作品に「赤富士」もある洋画家で文化勲章受章者の故・林武氏。父親は画廊経営者である。
「祖父は赤色が好きだったので、僕のネクタイはいつも赤系です。選挙カーも赤ですよ」
と林代議士。
「林家は6代続く国学者の家系で、初代は水戸藩の国学者でした。憂国的な血が流れているためか、子供の頃はよく靖国神社に連れて行ってもらい、遊就館を見たり奉仕活動をした」
◆18歳の時に政治家を志す。
「祖父が自民党の柳沢伯夫代議士の媒酌人を務めたこともあり、うちは政治とも接点があったのです」
慶応大学商学部に進んだ林氏は、会田雄二著『日本人材論 指導者の条件』に感銘を受ける。
「湾岸戦争や宮崎勤事件が起こった頃で、日本は外から馬鹿にされ、内では教育のゆがみがあった。何とかできないかと思った」
◆大学では弁論部に所属。
卒業後は毎日新聞社に入社し、警察や司法を担当するが、この時、佳恵さんと出会う。
「1999年の毎日新聞の論文コンクールで彼女が応募した介護問題をテーマにした論文『絆』が最優秀賞を獲得下のです」
東京・三鷹市出身の佳恵さんは、父親の仕事の関係で、幼少期はタイやサウジアラビアなどで暮らした。
「僕は北海道支社報道部記者だったので、論文コンクールの受賞パーティーには出席しなかったのですが、その後、2000年の秋、パーティーに出席していた同僚から彼女を紹介されたのです」
◆初対面なのに、会話が弾んだという。
「福祉の勉強をしているので、堅い女性かと思ったら、案外かわいかった」
と林代議士が惚気れば、佳恵さんもこういう。
「話し方が演説調なんです。私に話しているのか全国民に話しているのか分からなかったけど、真面目で熱い姿に惹かれました」
◆その後、北海道と東京で遠距離恋愛に。
「毎日交換するメールの内容は、全て政治家になったら何をするかでした」(佳恵さん)
林氏は2001年に毎日新聞を退社、政治家を目指す。
「地盤もなかったし、一からのスタートでした」
2003年の総選挙では公認を得て出馬、7万5000票を獲得するが落選。
2005年の選挙では4万5000票を上乗せして圧勝した。
「党公認で新人が立候補できるのは2度までなので必死でした。外資系金融機関に勤務していた彼女は退社し、全面的に応援してくれた」
佳恵さんを第一秘書に招き、これで結婚の機が熟した。
「今年の6月23日、祖父の命日に親族を集め結婚を報告、入籍しました」
この秋には身内だけの結婚を祝う会が催されるが、披露宴は二期目の当選を果たしてからだという。
「実は、オメデタなんですよ。うまくいけば、来春出産予定です」と佳恵さん。
林代議士は、「祖母は、祖父が日本一の画家になると信じて支え続けた。妻もそうあって欲しい」
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(週刊新潮10月5日号 連載コラム「結婚」より)
尚、ご紹介した結婚は、雑誌より記事を引用した株式会社スタートライン
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